らいあさん漫画作品
とりのうた








馬頭(バズ)

チカーロ専用の最新鋭機。
高強度高機動タイプで、かなりの強度を持ちながら軽量な新型装甲と、
背面及び脚部のハイインパクトブースターにより、高速戦闘を可能としている。
名前の由来となっている独特の頭部は、装甲展開することにより、
3門の高出力レーザー「墜星(ついせい)」と2門の粒子砲「邪火眼(じゃかがん)」が使用できる。
その長い首により、対空から対地のトップアタックまで幅広く対応が可能である。
標準兵装は、高周波ムチ「断蔓(たちかずら)」と電撃ムチ「昏茎(すいけい)」である。

また、この機体は強化人間機体の遠隔操作も可能なコマンダー機能が搭載されている。




猪豪羅(イゴーラ)

簡易式電脳依存型強化人間専用機。
砲座を背負うような特異な形態で、頭部は胸部から前方に組み込まれている。
大柄な印象を受けるが機体高は羅甲の肩ぐらいまでしかない。
被弾しやすい肩、前腕、大腿部の装甲を重装甲化、それ以外の部分を簡略化している。
結果非常に末端肥大な形状になり、四肢を動かすたびに、強烈な重心移動が発生する。
通常のパイロットでは機体動作のコントロールすら困難な機体であるが、言語中枢のみ残され電脳化された簡易強化人間により驚異的なスピードでの接近戦を可能とする。
実は低コスト化を狙った実験機体で、砲座も戦艦の砲座をそのまま載せている。装甲も重装甲部以外は羅甲と同程度かそれ以下である。

簡易型強化人間は、自我は無く、戦闘時以外は休眠させられている。
死刑囚などを被験体に用い現在4体のユニットが生産されている。
言語中枢があるので、会話は可能だが、高度な作戦は難しく、随伴機体によるコマンド入力が必須である。
当然アムステラでもこのような非人道的行為は禁じられており、ごく一部のみが知りうる極秘ユニットである。
故にアムステラの識別マークも機体には入っていない。

煉雀が部隊に入ったため、現在C-2〜C-4までの猪豪羅の緑から紺へのカラーリング変更が検討されている。

武装は重粒子砲1門、背部ミサイルポッド2門。
格闘用のマニピュレーターのため、羅甲等のトリガーを用いる火器は装備できない。



玉鱗(ギョクリン)

蒼鱗の派生タイプ。
巡航モード時に、背面に別機体を載せることが出来る。
機体のトランスポートが主目的のため、武装は巡航モード時の魚雷4門と、人型モードの両腕のレーザ砲2門のみ。
運搬時の姿勢安定のため、蒼鱗のテールスタビライザーではなく、水中翼が採用されている。
機体重量がかなり増加したため、脚部が大型化している。




セイカー

米軍の開発した人型戦闘機。有人タイプは空軍が所持している。
全高12mほどで、既存戦闘機プラスアルファでしかない。
小サイズのためアームに保持できる火器もしれており、羅甲を単機で撃墜する事は至難の業である。
(レッドヘリング用の火器と威力は僅差。)
機動性がかなり犠牲にされており、通常戦闘機の方が高い戦果をあげたため、16機生産されたのみに止まっている。
陸軍所持の無人タイプは強行偵察と護衛に運用されており、こちらは高い評価を得ている。
こと、偵察に関しては、歩行と飛行を組み合わせる事が出来るため、無人偵察航空機よりも多用途に運用出来る。



煉雀(レンジャク)

強化人間専用機。
高機動タイプだが、馬頭と同様の装甲システムを持ち、
また両腕のショートソード「雀扇」(じゃくせん)を展開する事によりシールドに出来るので、防御性能も高い。
背面の4門のメガナパームより繰り出される極熱火炎を、頭部及び両肩の慣性制御装置で竜巻状に放射する「煉獄」(れんごく)が最強の武器。
ナパームのスクープを調整する事により、対象を溶解したり、切断することが可能。
武装は両腕の「雀扇」、「煉獄」の他に、肘アーマーと腰基部両側(腰フロントアーマー横の紫のレンズ部)にレーザー「紫穿」(しせん)を装備している。

サーメット・ミルノード

自ら調整を志願した強化人間。
KGFの銃王機への憎しみが強く、強化調整においてもその感情を利用されている。
コマンダーが指示する敵を「緑色」に認識し、闘争心を対象に向ける、色覚コントロールを受けている。
今回調整完了前に猪豪羅を目視したため、敵機と認識してしまったが、通常時は緑色を感じないようにコントロールされている。
電脳化はされているが、脳波を安定化かつ増幅し機体制御を行うように改造されているので、煉雀とは脳波シーケンサーで無線接続されている。
そのため小規模の機体遠隔操作も行える。



レッドヘリング・ストライカーモード

ジョーによりレッドヘリングに組み込まれた秘密兵器HEMP(Hyper Electromagnetic Pulse)ストライカーの使用形態。
狭指向性の超電磁パルスを敵に叩き込むことで、対象の電子機器全てをダウンさせる。攻撃をくらった場合、通常は機体機能の停止になる。
攻撃の際は、狭指向性とはいえ、接近攻撃を行うドリスがリバウンドのHEMPを浴びる危険性を伴うため、
レッドヘリングの装甲の透明層(光学迷彩層)に強帯磁フェライトを拡散、コーテイングするアンチヘンプモードを起動させる必要がある。
アンチヘンプモード時は有視界戦闘が行えないため、専用のセンサーが展開する。
両腕にパンチングアーマー(両大腿部装甲パーツ)をマウントし、HEMPを放出する。有効射程は10m未満である。
尚、パンチングアーマーは2つあるが、電磁収束回路が1回のチャージで焼き切れてしまうため、1発分しか撃てない。

ストライカーモード使用の際、ドリスはジョーの開発したアサルトボディを装着する必要がある。
これはアンチヘンプコートがされており、またHEMPストライカーのエネルギープールの1部を共用しているからである。

ジョーは「HEMPストライカー」の呼称を嫌い、「ハートブレイクパンチ」と命名している。

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